【腹筋運動ができないのは筋肉不足じゃない?】腹直筋のコアな知識!

こんにちは。今日は“シックスパック”の正体、**腹直筋(ふくちょくきん)**について、少し掘り下げていきましょう。

「腹筋運動をしようとしても起き上がれい」そんな経験ありませんか?

起き上がれないのは、ただ筋力が弱いだけではなく、ほかにもいくつか原因があるかもしれません。


■ 腹直筋の基本構造と役割

まずは、腹直筋の解剖学的なポイントを簡単におさらいしておきましょう。

  • 起始:恥骨結合・恥骨結節
  • 停止:第5~7肋軟骨、剣状突起(胸の下あたり)

つまり、**骨盤と胸郭をつなぐ“縦に走る筋肉”**です。

よく知られている「縦線=白線」「横線=腱画」も、見た目のシックスパックを構成する重要な構造です。

この腹直筋を包んでいるのが「腹直筋鞘(しょう)」という結合組織で、外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の腱膜が連携してできています。


■ クランチで腹直筋が“効かない人”の3つの原因

「クランチしてるのに起き上がれない」という方、多いですよね。その原因は主にこの3つ:

  1. 構造的エラー(関節の可動域制限など)
  2. 筋力不足(特に高齢者に多い)
  3. モーターコントロールの問題(神経-筋の協調エラー)

たとえば、クランチ中に骨盤が後傾できていないと、腹直筋はうまく収縮しません。
また、腰椎の屈曲ができずにお腹が膨らんでしまう人も要注意。腰椎の生理的湾曲を殺せず、脊柱とのスペースが広がらないめ、膨らんでいるのかもしれません。そういった状態にある方は、やみくもに腹筋を鍛えるのではなく、腰椎の後弯・骨盤の後傾を作れるようにするといいかもしれません。


■ 原因別アプローチ方法

それぞれの原因には、適切な対処法があります。

  • 構造的エラー → 可動域テストなどで他動的にチェック
  • モーターコントロールの問題アイソメトリックトレーニングで神経促通を狙う
  • 筋力不足 →若い方にはあまりいない。もしそうならシンプルに段階的負荷を加える

■ まとめ:見せ筋も機能筋も“正しく使えてこそ”

腹直筋はただの「見せ筋」ではなく、姿勢維持・呼吸・体幹の安定に深く関わる重要な筋肉です。
ただがむしゃらにクランチを繰り返すよりも、自分のカラダの状態を正しく評価して、目的に合ったアプローチをすることが、最短ルートですよ。

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